2009-01-01から1年間の記事一覧
Beach Boysが1970年に発表したアルバム、Sunflower。たぶん、このバンドの歴史上あるいはロック/ポップスの歴史上、最も過小評価されているアルバムの1枚かと。 個人的にはUS、UKの各オリジナル盤LPに加え、ドイツ盤、日本盤LPも持っているのだが、今回はC…
引き続き、BeatlesのRubber Soulのラウドカットについて。 前回は聴覚上の(自分の耳で聞いた際の)印象の違いを確認し、結果、マトリックス1はやはり“ラウド”である、という結論に達した。 しかし、「それは主観的判断」と言われれば確かにそれまで。 また…
先日、知人とビートルズのLPについて話をしていたら、「Rubber Soulのラウドカットだけど、あれって何なの?」と質問された。質問した本人もラウドカット盤を所有しているので、いまひとつその質問の意味が汲み取れなかったのだが、どうやら、マトリックス1…
Fポン第4戦が開催された富士スピードウェイから御殿場経由でさっき帰宅。 なにも公式データを確認していないので、詳細は不明ながら、レース後半のあのセーフティーカーの判断は明かにレース結果に影響を及ぼしたはず、と思われるので書いておく。 34周目に…
前回は、Sgt. Pepper'sモノ盤3枚を聞き比べた結果、日本盤がある意味一番良いのでは、という結論に達した。 その日本製モノ盤について、個人的に長年疑問に思っていることがある。 まず、3枚の音の違いの理由についての個人的推測から。 ●推測 このアルバ…
9月のビートルズのモノCDリリースに備えて(?)、手持ちのSgt, Pepper'sを聞き比べてみた。イギリスオリジナルがあくまで王道とは言え、日本盤も評判がいいので、その辺どうなのか、と。 以下、3枚を聞き比べてみた。 写真の 1 上 :UKオリジナル盤モノ…
えーと、今まで私がネットで読んだ限りでは、Beatlesのモービル盤に使用されたのは、マスターテープのコピーのコピーみたいな話でしたが……。 今更ながら、そうじゃない、と。モービル盤に使われたのは、正真正銘のマスターテープだった、と。 1タイトル当た…
ようやくAudio FidelityのサイトにDoorsのthe Soft Paradeのリリース情報がアップされた。新たに目につく情報としては、ボーナストラックにTouch Meとthe Soft Paradeの40周年アニバーサリー・リミックスバージョンが収録される点、かな。このボナトラは、最…
海外のCD通販サイト、CD Pacific(www.cdpacific.com)を使ってみた。cdwowと比べた場合のこのサイトの利点は、SACDを扱っていて、しかも、ものによっては価格がamazon.jpなどよりも安い点。 例えばAnalogue Productionsから発売のBlue Train / John Coltran…
(上:USオリジナル盤、下:JP再発盤 デッドワックスの幅はJPの方が狭い) 実家のレコードラックからドアーズのファーストLPを引っ張り出して聞いてみた。意外にいい感じ。と思って聞いていたが、なんだかA面最後の"Light My Fire"の印象が違う。いつもみた…
遅ればせながら、第3期ホンダF1活動の顛末を綴った『さらば、ホンダF1』を読んでみた。洋書みたいなソフトカバーに洋書みたいなざらっとした紙を使った体裁で、あとがきまで含めると全253ページ(¥1,000/集英社刊)。 2000年のF1復帰の際のホンダの腰…
今度はAbbey Roadのイギリスオリジナル盤(PCS7088マトリックス-2/-1)とCP35を比べてみた。 ……、前言撤回。 比べて聞くと、CP35は最高かも。特にB面(に相当する曲)が。 Come Togetherからとりあえず比較。ベースのブーミーな感じはPCS7088が明らかに上。…
pre-emphasis(プリエンファシス)は草創期(?)のCDの仕様の1つで、言うなればドルビー・ノイズリダクションみたいなものだとか。なので、これを素のままCD-Rに焼き直すと、高音が持ち上げられた音になってしまう。iTunesはこれに対応しているので、何も…
ビートルズのCDがリマスターされるということで、久しぶりにAbbey Roadなんぞを聞いてみた。フルに聞いたのは何年振りかな~ 上は1983年5月21日日本発売のCP 35-3016、下は1987年発売のイギリス盤、CDP7 464462。 ●フェイク盤について CP35は発売後に回収に…
(上がDCC、下が今回発売されたAF。DCCのケースは本来はリフトロックタイプ) Audio Fidelity(http://www.audiofidelity.net/) からPet Soundsが発売された。 マスタリングエンジニアのS. Hoffmanは、DCCから発売されたときと同じマスターを使用しつつ、エ…
現在アメリカのRTIで製造中とな。 ただしラッカーはUKカッティング。 これがステレオなのかモノなのか、両方なのかは不明。 PPMからFor Saleまではステレオでその後のHelp!からYSまでモノ、それ以降はステレオだったらいいんだが、そんなわけはないか。モノC…
いや~、これのラインアップはどうしても納得がいかない。 なぜマジカルミステリーツアーのモノ盤が入って、イエローサブマリンのモノ盤が除外されたのか? マジカルのモノ盤CD収録の曲は、現在でもCDシングルとCDのEPコレクションで入手可能。 しかしイエロ…
http://www.amazon.co.uk/Sgt-Peppers-Lonely-Hearts-Club/dp/B0025KVLTM/ref=sr_1_156?ie=UTF8&s=music&qid=1239091428&sr=1-156 だそうです。ほんとか? http://www.thebeatles.com/core/home/ ホントの模様。しかもMono Boxも!! うひゃ~
Byrds/Greatest HitsのSACDを入手したので早速同タイトルのCDと比較してみた。ネットで海外の評判を検索したところ、どちらかというとネガティブな声(CD版と変わらないとかむしろ悪いとか)が多かったが、果たしてどうなのか、と。 今回聞いてみたのは以下…
Creedence Clearwater Revival(C.C.R.)のセカンド、Bayou CountryのSACD(Analogue Productions CAPJ 8387 SA)をすったもんだの末ようやく入手(送金したのに送ってこない!!)。 さすがにオリジナルマスターテープからのノーコンプレッション・マスタリン…
Rhinoから昨年(延期に次ぐ延期の末ようやく)リリースされたDoorsの7枚組LPボックスセット。だいぶ前の記事で書いた通り、品質に問題があり過ぎてリコールになったあのセットの代替品の配送がやっと完了しつつある模様。 今年に入ってからようやくジャケッ…
アカデミー賞が話題の昨日今日だが(ちなみに『おくりびと』には近親者がエキストラで参加していたりして、まぁ話題には事欠かない感じ)、先週末に久しぶりにDVDを借りて映画『No Country for Old Men』(邦題:ノーカントリー)を観たのでそれについて。 …
(アウタースリーブにはいつものようにRTIのステッカーあり。レーベルは左が[S.S.S.]盤。右が今回の再発盤。初期のオリジナル盤のオリーブタイプを模している。センターがずれているのが玉に傷だね~) 好評のWarner/Rhinoの再発LPシリーズから、今回はMoond…
(左はICMに見えるがKG=Kevin Gray。/ の右はご覧の通りSH=Steve Hoffman) 1/27に発売となったVan Halenのワーナー再発盤LP(邦題“炎の導火線”)は、1998年に発売された高音質DCC盤と同一のマスタリングを使用していることが判明。 デッドワックスに手書…
(会場でチラシに混ざって入っていた読み物。開演前の情報としてはとてもありがたい) 昨夜(23日)、渋谷でRazorlightのライブを見た。 会場のAXでは以前La'sを見たことがあるが、あの時は当日券なのに2階席の最前列ど真ん中でじっくり音を聞けてなかなか…
数日前、FiremanのElectric ArgumentsのLP(2枚組)が某大手オンラインショップより到着。 厚手の透明ビニールに収められた見開きジャケットには200g重量盤が2枚、それにCDも同梱。 CDはもちろんもう入手済みなのでいらないといえばいらないのだが、まあよ…
Zeppelinは熱心なファンが大勢いると思うのであまり語りたくはないものの、CD音源を聞き比べしてみたので忘れる前に書いておく。 比較したのは SD19126-2(Barry Diamentがマスタリングした初回盤/Made in US) AMYC-4005(George Marinoがリマスタリングし…
2009年も既に4日経過。しかし1月は31日まであることもあり、毎年ここから月末までが長く感じるもの。ならばこの辺で昨年の総括をば。 昨年出会った優秀マスタリング(強引なリミッターやコンプ処理がされていない、生命感漲る高音質盤、ということ)のCD/…