Fireman (i.e. Paul McCartney & Youth): Electric ArgumentsのLP到着、なのだが問題発生?

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数日前、FiremanのElectric ArgumentsのLP(2枚組)が某大手オンラインショップより到着。
厚手の透明ビニールに収められた見開きジャケットには200g重量盤が2枚、それにCDも同梱。

CDはもちろんもう入手済みなのでいらないといえばいらないのだが、まあよく見たらマトリックスNoの末尾一桁が違うので、いいかなと。(通常CDは021104、同梱CDは021106)

オーガニックなサウンドがVinylでどう聞こえるのか、ずっと楽しみにしていただけに早速針を落としてみた。

すると~、1枚目は期待を裏切らない広がり感のある流れるような豊かなサウンド。これはいい。

続いて2枚目、んん? いきなり1曲目の音溝に傷を発見。全長7センチ以上ある。これはまずい。試し聞きしてみると、やはりプチパチする。裏面も聞いたがこれは全体的にプチパチノイズが入る。商品交換の連絡をすると2~3日後に代替品が届いた。

……のだが、代替品(まったく同一の商品)はなぜかいつものLP用の段ボールではなく、ごく普通の縦長というか横長というかそういう形の段箱に梱包材もないままぽんと入れられて送られて来た。しかもLPの横幅よりも段箱の幅が微妙に小さかったため、ジャケの角が折れ曲がり、また、配送中の振動のせいかインナーの横も裂けていた。これでは代替品の意味がない。なぜこのような送り方をしてきたのか、不思議でしょうがないのだが、うーん、これってどうなのか? 代替品を扱う担当部署が通常発送の部署と違うから通常と異なる段箱になってしまったのか。どうせ代替品が必要なのは傷がある2枚目だけだからそれさえ届けばいいと考えたのか……。

肝心の2枚目は幸いにも傷はなく、当然ながら前回のものより音は良好。ただしD面の冒頭のピアノのイントロの途中にブチッ!と大きめのノイズが入るのは同じだった。注意して聞くと(思い込みというかバイアスがかかっているのかもしれないが)2枚目に限っては音楽のフローにナチュラルさが足りないようにも聞こえる。これはカッティングの問題か。1度聞いただけだが、これはむしろCDバージョンの方がいいくらい。まー、難しいもんですな。

ちなみにこれの同梱CDのマトリックスは末尾が021105とこれまた違う番号だった。
なお、厚手ビニールに張り付けられている黄色のステッカーには限定盤で番号入り(limited edition and numbered)と書いてあるが、そういった番号はどこにもなし。アメリカで受け取った人もその模様なので、この盤のみに番号記載漏れがあったわけではない。

また、製造元のクレジットがManufactured and distributed by one little indian ltd.なので、USプレスではなくヨーロッパ(UK?)プレスと思われる。One Little Indianって十数年前にイギリスのインディー系レーベルとして頻繁に耳にした名前だが、まだあったんだなぁとちょっと感慨深い気持ち。

全体的には、まー、本当に限定版だという前提で200g重量盤2枚組でしかもCD付きでこの価格(ちなみに2000円でお釣りがきた)なら満足。
明日からもうすこし聞き込んでみたい。
どんな風に印象が変わるのかな~。