Byrds:Younger Than Yesterday 24k Gold CD・オリジナルモノマスター使用!

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Audio Fidelityから発売のYTYがやっと到着。
時間が十分にとれなくて、なかなか聞き込めていないので、とりあえずの印象。

今回はHDCDエンコーディングをやめたというのが、話題の1つ。
ホフマン曰く、HDCDコンバーターを通すと音がいくぶん劣化する、ということで、今後氏がマスタリングを担当するAFのCDではHDCDを使わないことにしたそうだ。

さて音の方だが、いつもながら一聴して音の太さやトーナリティの自然さに気付かされる。
こんなにふくよかな音だったっけ? という第一印象。

そこでColumbiaのオリジナルLPモノ盤と比べてみた。
ん~、このLPの音は細い。“か細い”感じ。
かなり音域が狭められている印象で、耳にきつい感じもある。

これならば今回のAF盤の圧勝なのだが、2曲目“Have You Seen Her Face?”でsibilanceが気になる。
sやcの歯擦音が耳につく。

そこでColumbiaのステレオ盤CD(CK9442)を聞いてみた。

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初期プレスのこのCDはその後のリミックス盤ではなく、オリジナルミックスで当然SARSコードはAAD。

1曲目“So You Want to be a Rcok'n'Roll Star”では、出だしからギターの音がAF盤よりもトレブリー。
やはりモノ盤の方が良いのかなと思いきや、ボーカルの音色はこちらの方が自然。

モノミックスではボーカルのEQがトレブル方向にかなりきつい。
低~中音域がほとんどカットされたようなつんざき気味の音。

その点ステレオ盤はそんなことはなく、サウンドステージの奥行き感なども上。
2曲目のsibilanceも気にならない。

ステレオとモノがどっちがいいかというある意味答えのない問題はさておき、こうなるとこのステレオCDも捨て難い。

また初期のCDということで意図的なEQ処理もしていないので、全体的に音色がステレオ盤LPに近い。
というか、ほぼ同じ。

なのでこれはもう好みの問題かと。
必ずしもモノミックスにこだわらないのであれば、数百円で入手可能なこのColumbia盤CDがお勧め!