Neil Young:After the Gold RushリマスターLP(今ごろ)到着!

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巡り巡って、昨年末頃に発売されたAfter the Gold RushのリマスターLPをゲット。
上がUSオリジナル初期盤、下が2009リマスター盤。

リマスター盤の白い紙みたいなのは、オリジナル盤付属の歌詞カードを復刻したもの。(裏返しに折られているので白い紙に見えるが)

NYAのロゴは、両面のレーベルと、ジャケの背にプリントされている。


(余談)
そもそもamazonに注文したのは昨年9月頃だったか。年末にLPそのものは無事に発売なったものの、それは140g通常盤だった。どうやらamazonが受け付けていたのは180gの重量盤だったらしく、当然それはボックセットオンリーの仕様なので単品発売はとりあえずなしとなり、私の注文は注文中のままに。もちろんいったん当初の注文をキャンセルし、通常盤を注文しなおすという手もあったが、どうせなら180g盤がほしいので、そのまま注文は継続。すると今年の春頃、10月にイギリスで重量盤のバラ売りを開始するかも、との情報が流れたので、やはりそのまま注文継続。しかしその後、唐突にamazonから「入手不可」の連絡があり、あえなく当該の注文はキャンセルに。在庫が目減りしつつあるのを横目に通常盤を買うべきかどうか逡巡を続けていたが、ある日、amazonLou DonaldsonのApoのSACD『Blues Walk』が1400円というお買い得価格で売られているのを発見。当然輸入盤を2枚買えば10%オフなので、ついでに、そう、ついでに、ATGRも注文。ようやく入手の運びとなったのだった。w
(余談終わり)

早速再生。……、ん~、いまいちか? なんかUS初期盤の方が音のナチュラルさで優っているような。

という感じだったものの、とりあえず盤面をクリーニングして、日を改めて聞いてみた。

すると音像が全体的に改善されていて、上下左右、サウンドステージナチュラルに広がっていく。
これはいいかも。

elusivediscの売り文句を信じるならば、このリマスター盤LPは昨年のリマスターCD用に用意された24/176.4デジタルトランスファーを基にしたのではなく、オリジナルマスターテープを使用している。
http://www.elusivedisc.com/prodinfo.asp?number=WEALP97635

であれば、このナチュラルかつふくよかなアナログサウンドも納得。
もう一度USオリジナル初期盤(マトリックスは手書きRe-1でレーベルにはRe-1なし)と比べてみたが、今度は初期盤の方が音が細くて、音のdepthも浅く、実存感も不足している感じ。
これなら今回の盤の方がいい。

というか、なんなんだこのSouthern Manの迫真性は!?
"I heard screamin' and ... how long? how long?"の部分など、なにか心に突き刺さってくる痛みのような感覚すら覚える。これは今までにはなかったことだ。

次に、リマスター盤CDと比較。
すると音の印象はかなり似ているものの、CDの方がサウンドステージがコンパクトな感じに聞こえる。奥行き感もLPの方が上。

とゆうことで、結論としてはこのリマスター盤LPは「買い」だった。
こうなると180g盤も気になるものの、本質的には変わらないはずなので、深入りしないでおこう。w



ところで、最近思うのだけれども、マスタリングが優秀であることを前提とするなら、結局は
CD<レコードもしくはSACD
なんじゃなかろーか、と。

であるならば、例えば、Audio FidelityはもはやGold HDCDなんて中途半端な仕様でホフマン/グレイのマスタリングを売りにしている場合じゃないんじゃないのかな、と思うのだが……。



↑やや後年のライブだが、in the video, he's as pure as he can ever get!