Beatles:Abbey Road 回収盤東芝CD vs. イギリスオリジナル盤LP

イメージ 1

今度はAbbey Roadのイギリスオリジナル盤(PCS7088マトリックス-2/-1)とCP35を比べてみた。

……、前言撤回。

比べて聞くと、CP35は最高かも。特にB面(に相当する曲)が。

Come Togetherからとりあえず比較。ベースのブーミーな感じはPCS7088が明らかに上。上と言うか、アナログらしいふくらみ感のある音。でもCP35もしっかり鳴っている。

音量はほぼ同じで、これだったらどちらでもいいかなという感じ。アナログで聞きたい時はアナログでどうぞ、ということか。

A面はこれだけにして、続いてB面。1曲目のHere Comes the Sunからしてなにかがちょっと違う。LPは音が細い感じで、音量も明らかにLPの方が小さい。曲によってはほとんど同じ音質に聞こえる部分もあるが、、、

後半に進むに連れて「明らかにコンプレッション(あるいはリミッター)がかかっている」印象が強くなる。特に、Carry That Weightでは高音が抑えられている感じがより明らかになり、ボーカルも窮屈な印象に。「収録時間が長いのでフラットなカッティングは不可能」、というのはこういうことなのか?

一方のCP35はあくまでオープンな音像。圧縮感はまるでない。なるほど、これがフラットトランスファーかぁ! と思ったり。

簡単な比較ではあったものの、結論としては、B面の曲を聞くのならCDがお勧め。しかもCP35がお勧め。

9月発売予定のリマスターは、(プレスリリースによれば)音圧やや上げて、必要な個所はノイズリダクションしたと言っているから、多分CP35を上回る、というか、CP35と同じナチュラルな音像にはならないはず。となると、やはりファンならCP35は必携かな?