pre-emphasis(プリエンファシス)は草創期(?)のCDの仕様の1つで、言うなればドルビー・ノイズリダクションみたいなものだとか。なので、これを素のままCD-Rに焼き直すと、高音が持ち上げられた音になってしまう。iTunesはこれに対応しているので、何も意図的に対処せずとも、問題なく焼ける、という話だったが、実際にやってみたらだめだった。
そこでWinでフリーで使えるEAC(Exact Audio Copy)を使用。
http://www.exactaudiocopy.de/
EACを立ち上げたらCDをドライブに入れる。
自動的にタイトルなどを取得してくれなかったら、Databese>Get CD Information From>、でタイトルなどのCD情報をゲット。
CP35のAbbey Roadの情報もちゃんとゲットできた。
次に画面左端のIMGのアイコンをクリック。これで音声データとCUE SheetがパソコンのHDに作成される。
次にToolsからWrite CD-Rを選択。
すると別画面が立ち上がる。
この別画面で、File>Load CUE Sheetと選択し、さっき読み込んだCDのCUE Sheetを選ぶ。
すると画面にそのCDの曲と曲間情報が表示されるので、全曲をマウスで選択して、Layout>Edit Selected Indices ... をクリック。
するとIndex Editという小窓が表示されるので、この画面の下の方にある□Pre-emphasisの□にチェックを入れてOKをクリック。
念のためFile>Edit CUE Sheet...からCUE Sheetの中を確認してみると、各曲に、
FLAGS PRE
というフラグがついているのがわかる。
あとはCD-R>Write CD...でドライブに入れたCD-Rに焼けば完了。
これで曲間も含め、元のCDの通りのCD-Rが完成、となる。