Van Halen 再発ファーストLP(“炎の導火線”)はDCCだった!

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  (左はICMに見えるがKG=Kevin Gray。/ の右はご覧の通りSH=Steve Hoffman)


1/27に発売となったVan Halenのワーナー再発盤LP(邦題“炎の導火線”)は、1998年に発売された高音質DCC盤と同一のマスタリングを使用していることが判明。

デッドワックスに手書きで刻まれたマトリックスがDCC盤のままで、ケビン・グレイとスティーブ・ホフマンのイニシャルがあるのがその証拠(たぶんスタンパーを造る際、どこかに保存してあったDCC用のラッカー盤をそのまま使ったのだろう)。

今回のワーナーの再発は、これの他にウォーレン・ジボンとイーグルズ(Hotel California)の計3タイトルあり、いずれもケビン・グレイがマスタリングすると告知されていた。だがなぜかこのVan Halenだけは、DCCスタンパーを使った模様。つまり、スティーブ・ホフマンのマスタリング+ケビン・グレイのカッティングという黄金コンビによる盤というわけ。

海外掲示板情報によれば他の2タイトルにはケビンのイニシャルしかない。ゆえにそれらは確かにケビンにより今回新たにマスタリング/カッティングされたもの。

なぜVan Halenのみこうなったのかは不明だが、ともかく、御陰様でDCCが発売された10年前よりも低価格で実質的にオリジナルDCC盤を手に入れることができた。嗚呼、これぞ21世紀の奇跡なり(笑)。

盤はRTIプレスの180g重量盤でいつもながら非常にソリッドな感触。

音も期待に違わず、素晴らしいダイナミックレンジ。エディのギターはどこまでいってもつぶれないし、あの天空に突き抜けるようなギタープレーが存分に味わえる。久々に彼らの“You Really Got Me”を聞いたが、いやはや、ここまで爆裂的なバージョンだったとは恐れ入った。

これが2000円台で買えるなら、かなりお買い得。
オリジナル盤を持っていないのなら尚更お勧めです。