Pink Floyd:WYWH Sacdの印象、だが……
注文から1カ月半、ようやく到着しました。
焦って海外サイトにオーダーしなくてよかった~
右側は10年くらい前の紙ジャケ盤。
今回のSACD、もっとパッケージが大きいかと思っていたけれど、そうでもなかった。
今回のSACD、もっとパッケージが大きいかと思っていたけれど、そうでもなかった。
どうでしょうかね、これは。
良い音っていうのがどういうことなのかと、改めて考えさせられる1枚かと。
もしくは、そろそろプレーヤーをアップグレードすべき時期なのかとも思ったり。
もしくは、そろそろプレーヤーをアップグレードすべき時期なのかとも思ったり。
なんというか、これは確かに高解像度の音であって、その点では今までのどのCDバージョンよりも(といっても全バージョンを聞いているわけでもなく)上だと感じる。のだが、じゃあそれが音楽的にどうかとなると、うーんと考えてしまうという。
共時的な意味での音の良さと、通時的な音の良さの違いとでも言おうか。
つまり音楽って時間軸に沿った流れによって表現たりえるわけで、瞬間的な音の解像度の善し悪しがそれにどのくらいプラスに働くのか、というね。ま、それこそがマスタリングの肝であり、マスタリングエンジニアの腕の見せ所なのだと個人的には思うわけですが、その意味で今回のWYWH SACDはまだすんなりと絶賛はできないかな~。
テープの経年変化による(?)劣化具合も気になる点。じっくり何度か聞いたtr.4の2分31秒のところ、歌詞で言うと“a walk-on part in the war”の部分、ボーカルが一瞬、左にぶれる。これは今までのCDにはない症状。
ほかにも一瞬テープノイズが乗っているように聞こえる部分があるね。
この前のAFのCSN盤といい、なにやらマスターテープの劣化というのが顕在化しつつあるような印象。となると、最新のハイレゾ・リマスター盤が必ずしも最良とは言えなくなるわけで、まあ悩ましいですね。
あと不思議なことに、(別タイトルの)SHM-SACDを聞いた時のような圧倒的なリアリティを今回は感じないというのもある。DSD化するにもその結果は当然機材のクオリティに左右されるということなんでしょうね。
今回、どういうやり方でマスタリングしたのか、どこかに詳しい情報はないかな~