Stevie Wonder:Talking Book by Audio Fidelity

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Audio Fidelityから発売のTalking Bookが到着。
リマスタリング担当はKevin Gray。

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ブックレットには上のようにbraille(点字)が刻印されている。
AFによれば、この点字の採用はこのタイトルのCDでは初とのことだが、調べてみたら2009年の紙ジャケでしっかり再現されていることが分かった。なので、“初”ではないね。


さて、肝心の音だが、んー、到着前にレコードを聞き込んでいたのがまずかったのか? それほど「おぉ!」というような感動はなかった。
第一印象は「あれ、レコードの方がいいかも」という感じ。

しかし改めて、音量レベルを揃えてじっくり比較してみたところ、これはもう完全に“同じ”だね。
音の質感も奥行き感も同じで、ブラインドテストされたらどちらがどちらか正確に言い当てるのは無理だろう。
ということは、アナログな音の再現性という意味では今回のAFはかなり優秀ということになるか。

実際、03年紙ジャケ(UICY-9251)と比べると、AFの圧勝。
現バージョンのCDよりはAFが上。

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おっとそういえば、今回のAFのマスターテープは、正真正銘マスターのコピー。
本物マスターテープはスティービー本人ががっちり管理していて門外不出だと。
なので、世の中に出ているこのTalking BookのLP、CD、カセットの全てはダブマスターを使用している。

1番最初のUSLPプレスのみ本物マスターを使ったが、このときはプレスのクオリティがあまりに酷く、ノイズだらけでお話しにならない状態。なので、すぐにダブマスターを使った再プレスが行われたと。
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比較した盤はUKプレスのTamla/Motownブラックレーベル
点字はなし。

ところでこの点字の意味を調べてみたがわからなかった。
あるいはAFのブックレットに記載のスティービーのメッセージと主旨は同じなのかな?

【30Sep.2010追記:"Here is my music. It is all that I have to tell you how I feel. Know that your love keeps my love strong - Stevie." だそうです。】

蛇足ながら、AFのブックレットの色が妙に濃い。
あと、個体差かもしれないが、表の印刷が微妙に右上がりになっていてななめっている。
ブックレットの形状はちゃんとスクエアになっているので、やはり印刷の問題かと。