Kate Bush:The Sensual World・ Audio Fidelity 180g重量盤

イメージ 1


Record Store Dayで登場するHounds of Love 10インチ盤は既にUnionに入荷済みですが、私のオーダーは他のタイトルがまとまるまでストップしたまま。。。

ちなみに10インチ盤は33 1/3回転で、店頭で確認したかぎりでは限定ナンバーは付いていない様子だった。

さて、上のVinylはAudio Fidelityから発売されたKate BushのThe Sensual World。
Hounds of Loveに続いてホフマン&グレイのマスタリング。

テストプレスをKate Bush本人が聴き、仕上がり具合に関してゴーサインが出てからプレスしている。
マーブルカラーだったHoLと違い、これは通常の黒盤。

イメージ 2

ジャケは光沢のある非常に美しい仕上がり。

このタイトルはVinylを持っていない&手元にCDがなかったので、とりあえず図書館からCDを借りてきた。
このCDは89年発売のToshiba EMI初回盤。

聞いてみると、CDの方はエッジが立った音が顕著。
ボーカルはじめ、音がビシビシ、尖った形で聞き手側に飛び出してくる。

いっぽうのこのAF盤だが、そうした尖った感はまるでなく、すべてが滑らか。
CDが時間軸に対して縦方向に音が尖って聞こえるのに対し、AF盤は時間軸に沿って音が流れていくような印象。
この流動感、1曲目からとても気持ちがいい。
これにはまってしまうと、CDには戻れない。

一方で、たぶんカーステやコンポなどで聞く分にはCDの方がいいかも。
メリハリという意味ではCDの方がわかりやすい。
AF盤はあくまでaudiophile向け、ある程度しっかりしたオーディオ装置で聞く人向け、かな。

それとAF盤HoLではB面にプチノイズが多く、やや耳障りな印象だったが、今回のプレスの質はほぼ完璧。表面のちょっとした傷で生じてしまうプチノイズもほぼ皆無だった。