Love : Forever Changes MFSL Gain HD Hybrid SACD

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(↑New!)

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(↑Up to now.)

ちょっと古いネタだが、MFSLが更なる音質向上を図るべく、新トランスファー技術を導入すると。
これまでの4倍のサンプリングレート(都合、11.2MHz)でDSD化し、最後に1xDSDにダウンサンプルということらしい。

で、これは来年から導入という話なのだが、一部では「いや、もう出ている」と。

これまでGAIN 2(GAIN = Greater Ambient Information Network)だったのがGAIN HDになっているというので、手元にあるLoveのForever Changesのスリーブを見ると、確かに。

果たしてこれがその4xDSDを基にしたものなのか(途中にPCMが介在するとの噂あり)、今の所定かではないが、いずれにせよ今までの"2"ではないことは確か。ただし、当然ながら同じタイトルが2とHDそれぞれで出ているわけではないので、音質の直接比較は不可能。

という前提で、このForever Changes。

解像度という意味での音質は、たしかにもう求めようがないくらいというか、文句なし。
実際、その解像度が高すぎて(?)、ミックスの粗が見えていや聞こえてしまっているほど。

たとえばAlone Again Orのイントロの後、左Chのフェーダーを急激に上げているのがはっきりわかったり(まあこれはRhino盤でもそうだったが)。ほかにも手作業のミキシングならではの粗さがそこかしこにうかがえる。ここまでくると録音時、ミキシング時のエンジニアリングによる音質の限界に突き当たるというか、そういう感触。そしてヘッドフォンで聞いているとそのへんが気になってしょうがないのでやめた。

そういうわけか、個人的にはSACD層よりもCD層(こちらの方がふくよかさを実感できるかも)を流し聞きしている時のほうが音質のよさを体感できるという変な状況に。いろいろ書いたものの特にマスタリングに不満があるわけでもなく、CD層はけっこうリピートしてます。