Led Zeppelin;Jimmy Page公開記者会見・『祭典の日(奇跡のライヴ)』先行試写会

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本日午後、TOHOシネマ六本木ヒルズにて開催された『祭典の日』の先行プレミア試写会に運良く参加できたので軽く報告。

ペイジさんはまず、映画開演前に登壇し、挨拶。
会場は前方の席がメディア関係者、後ろが一般公募で当選した人たち。
そして映画終了後再び登壇し、写真/動画撮影の後、記者会見というか、公開インタビューのような形でトークを実施となった。

記者席からは赤岩氏が「BluRayオーディオでゼッペリン作品を出す考えはあるか?」とうれしい質問。
ペイジさんは「mp3の圧縮された音じゃゼッペリンのダイナミズムの表現は無理。現在の規格として最高なのがBluRayだろうが、私は常にゼッペリンを最高の音で聞いてもらいたいと思っている」的な答え。
これは今後に期待だが、まあ高音質バージョンはいずれ出るだろうなぁ。
それ以外のことはやり尽くしているわけで、ゼッペリンに限らずそうなるのが必然だろう、と。

ただし、メディアのスペックは良いとして、問題はエンジニア。
前回リマスター担当したジョージ・マリノは他界してしまったからな。。。

他の質問は、
「O2ライヴ直前の心境は?」
「今回それがDVD、BluRay作品として発売されることについて」
「ライブ中、新しいギターを幾つか使っていたと思うが、詳しいことを教えて」
「DVD化にあたり、メンバー間でどんな討議がなされたのか」

次に一般参加者の質問。
「(黒い自作Tシャツのようなものを示しながら)このZosoマークは金箔です。息子と徹夜で作りました。広島から来ました。ファンレターを英訳するのに浪人中の息子に手伝ってもらいました。ぜひこれを手渡ししたいです。書きながら思い出しました。あなたはデビュー当時、このメンバー4人の1人でも欠けたらバンドは続けない、と言っていたことを」(男性)
Page「ちょっと待って。1980年にボナムが他界した際、ゼッペリンは確かに分解したよね。それからそのまま長い年月が過ぎて、そして今回ボナムの息子のジェイソンがドラマーということで、彼は本当に良いプレイをしてくれたわけでね」
……果たして、質問者がプレゼントを手渡しできたのかは不明。

「お荷物になるとご迷惑かもしれませんが、花束を持ってきました。それで、ゼッペリンにとって日本のファンとはどういう存在なのか教えてください」(女性)
Page「ゼッペリンは日本で1971年と72年の2回しか公演していないけれど、日本の文化にはとても関心を持っていた。本などで色々と読んでいたしね」

「私の父と母は私をcreationしたときに、ゼッペリンのレコードを聞いていました。お陰で今私はここにいます。ありがとうございます。それで昔の映画『永遠の詩』の中でペイジさんは山登りをしていたのを覚えています。あれから何年もたってだいぶベテランになられたと思いますが、私も山登りをしたいので何かアドバイスや読んだら良い本などを教えてください」(日本語ができる外国の方)
Page「あの時の撮影は、満月が欲しいなと思っていて実際満月の夜に行われ、雪があるといいなと思って実際に雪がある中で行われた。それでスコットランドのあの山をてっぺんまで登ったら、一面が銀世界で素晴らしかった。でもやれやれと思っていたら、撮影クルーが言ったんだ。“よし、もう一回ふもとに降りて、別テイクやろう”とね。結局、何回か登らされた(笑)。だから何かアドバイスがあるとするなら、“山に登る時は1回にしとけ”ってことだね(笑)。もしくは“撮影クルーとは一緒に登るな”、だな(笑)」

みたいな感じで終了。

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(↑受付でつけてもらったリストバンド。ハイフンが入っている理由を知りたい)

ライブについては見ての通りということでここであえて語るべき事は多くないものの、最初に思ったのは、ずいぶんとステージ上のメンバー4人がくっついて、お互いと至近距離で演奏しているなぁ、という点。

そうしたら↓このインタビューでその点に触れていた。その他、いろいろ面白い内容になってます。
http://staticmultimedia.com/music/features-interviews/jimmy-page-i-wasnt-so-much-a-trained-musician-i-sort-of-learned-as-i-went-along

あと思ったのは“Stairway ...”で使うあのダブルネックのSG(でいいのかな?)、あれで弾くあの曲のソロがどうにもいまいちに思えてならない。サスティーンがない。だからどうしても弾きにくそうに聞こえるし、レコードとも印象が違う。レコーディングの時はたぶんレスポールとか使っていたのだろうから(想像です)、もう二度とやることがないかもしれないが、今後は普通のレスポールでお願いしたい。途中から12弦でなければならない理由もないような気がするんだけど、まあそれも伝説の一部なのか。

そして、ライブ中、"Trampled Under Foot"の前後でプラントが話していたRobert Johnsonの“Terraplane Blues”がこれ。(リンク先で見れます)