Doors 紙ジャケ

Doors紙ジャケを早速購入。全買いのつもりでいたものの、なぜか2ndが売り切れ。。。帯が初回帯だと思い込んでいたため、店頭で再発帯だとわかったときには反射的に買うの止めようと思った。が、3rdのジャケ写のトーンが異様に本物っぽかったので2ndを除く5枚を購入。

まずはSoft Paradeからチェック!
"Runnin' Blue"の件、やっと納得。1分06秒からのrunnin' scared, ...の部分、クリーガーが歌うシングルトラックになってます、ということだった。オリジナルを聞き直したらここはダブルトラック。ただしモリスンのダブルトラックではなく、モリスンとクリーガーのダブルトラックでは、と思われるが、、、したがって「クリーガーのテイクに差し替え」という言い方はまた違うのではと。敢えて言うなら「モリスンのトラックを消して、クリーガーのシングルトラックにしました」か。

また、Soft Paradeのアメリカ初盤はレーベルがゴールドだというのは初耳。Complete Boxの紙ジャケでは、ゴールドじゃなく赤だった。現在所有しているイギリス盤初回盤(←Rare Record Price Guide準拠)レコードのレーベルが赤なので、てっきりアメ盤もそうなのかと思っていたが違ったらしい。

ちなみにイギリス盤レコードでは内袋がふつうの紙袋で、アメ盤内袋の白黒写真と歌詞は1枚の紙の両面に印刷されて同梱されている。

それにしてもSoft Parade、、、名作。今回のリミックスで「こういうふうにしておけば当時の評価も違っていただろうに」と長年思っていたその通りの音像になり本当にうれしい。1曲目のすっとんきょうなホーンが抑制されてドーンとその他の音が塊で鳴るこの出だしにすべてが集約されていると言える。全体的にボーカルはじめとするリバーブというかエコー処理を抑制したお陰でムード歌謡っぽさがなくなり、ライブっぽいロックな感触の音になって、ちょっとMorrison Hotelに近い耳ざわりでもある。曲がいいだけに、これは聞ける。そして"Soft Parade"の冒頭にまったく新たに追加された小曲が、泣ける。いまだに駄作扱いされているみたいだけど、そろそろ見直してあげてもいいのでは。

追記:帯を外してじっくりジャケットを見てみると、なんだか写真がすこし左にずれているような、、、