Doors' 40th Anniversary Edition、、、わかりにくい。

すでに『Perception』を持っている身としては、先日発売された『Very Best of the Doors』にせよ今月末に紙ジャケで出る各アルバムにせよ、この40周年記念ミックスだか記念エディションだか、どうにもわかりにくい。要するにリマスターじゃなくてリミックスですよと、それだけのことなのだが……。

そもそもの混乱は、先の『Perception』のせい。
これのCDは、単なる「リマスター」。
そしてDVD-Aが「リミックス」で、5.1chと2ch(ステレオ)がある。

いっぽうでレイ・マンザレクは、先月の音楽誌のインタビューで「5.1chが気持ちよかったから、40周年として新ステレオミックス作った」と。この発言を今読むと、なんだかPerceptionの後にまた別のミックスを作ったのかのように思えてしまう。でもおそらくはここで言っている「新ステレオミックス」はPerceptionのDVD-Aの2ch(ステレオ)のこと。

推察するに、Perception用として、元々はリマスターCDと5.1chDVD-A「だけ」が企画された、と。しかし5.1ch用にいろいろ音源聞いてたら、これで2chもやりたい、となって追加でリミックス2chができちゃったのでは。CDのほうはリマスタリング作業してるから今更差し替えられるはずもなく、それはそれ、で、DVD-A2chのほうはこれはこれ、と。

そのDVD-A2ch音源を、Very Best of the Doorsと紙ジャケでも使う、ということなんでしょうね。
ということで、わかっているつもりでもいろいろな情報を読むと(時間軸が明確になっていないせいで)混乱してしまう。(そもそもの『Perception』のCDとDVD-Aの音源の違いに関しても、amazon.comでのユーザー書き込み見ると米国のファンも明らかに混乱してるし)

という前提で店頭でVery Best of the Doorsを試聴してみたのだが・・・、なんかこのStrange DaysってDVD-A2chと違うような、、、??? イントロの音からしてDVD-A2chと違うんじゃないかと。まさか「PerceptionCD用リマスター音源」使ってないか? もしかして(PerceptionのDVD-A2chの出来を今一度振り返って検討したうえで)曲によってはまた元に戻したり、あるいはさらにちょこっと修正したりしているのか?

やっぱり買ってちゃんと聞いてみるまでわからないぞぉ~

*追記
某雑誌の40th盤レビューでRunnin' Blueのかけ声とコーラスがクリーガーの声に差し替わっている、みたいなこと書いてあったが、それってどれのことやら。元々そこはクリーガーが歌ってるんじゃないかと思うのだが。