Beatles:ゴールド・パーロフォンは本当に音が良いの?

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水の【激落ちくん】で洗浄ついでに、Please Please Meのゴールド盤とY/B盤を久しぶりに聞き比べてみた。

「ゴールド盤、音が良い」、と言われているので。
しかし、今回改めて聞いてみても、やはり音質に違いはほとんどない。

また、「ゴールド盤は分厚いから」、と言われている。
そこで重さを計測してみた。

ゴールド盤:164グラム
Y/B盤:157グラム

確かにゴールド盤の方が重い。しかし、その差は7グラム。
7グラムっていったら、1円玉7枚。違いといってもその程度。

7グラム分、厚みが厚いということなのだろうけれども、それは一体コンマ何ミリなのか。
(計測器がないので測れません。計算もできません)

あるいはこれは、その超微妙な厚みの違いの影響を音に聞き取れるかどうか、という話なのかな?
アームのVTAに超超微妙に影響するから、と?
(「アームベースを下げるとトレーシング能力があがり安定するし、アームベースをあげると高域が伸びるようになる」ということは、盤が厚くなればその分つま先上がり=アームベースを下げたのと同じことになり、従ってトレーシング能力が上がり、同時にやや低音域よりの音になる、と?)

でも、恐らくほとんどの人がブラインドテストされたら正確な回答はできないんじゃないかと思う。
それくらい微妙な差しかないし、その差というのは最早どの盤を比べても生じるであろう個体差でしかないと思う。

スタンパーの数字の若い方がコレクタブルであることは否定しても意味がないが、ただし、それがどれくらい音の善し悪しと関連があるかについては、これまたほとんど意味がないと経験的に思う。

スタンパーが若くても、プレスがそのスタンパーの寿命の最後の方だったら、後ろのスタンパーの最初の方のプレスよりも品質に劣るという、話になっちゃうしね。

なので、それよりだったらマトリックスが違う盤との差異の方が大きいと思う今日この頃。
もちろん、ゴールド盤は実質的に一種の投資対象になっているので、その意味では意味ある一枚なのは言うまでもないのだけれど。