Beatles:水の【激落ちくん】でチリノイズは消えるか?

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(CMやってたんだね)

レコードの洗浄液がちょっとブームな感じがなきにしもあらずの今日この頃、東京・下北沢にあるフラッシュ・ディスク・ランチで扱っているアルカリ電解水を基にしたクリーナー液が気になっていた。

しかし、下北沢への往復はちょっと遠くて時間がかかる。(泣)
電車賃もかかるし、通販にしたら送料がかかるしで、なかなか踏み切れずにいた。

仕方がないのでアルカリ電解水とは何かをググってみた。
すると、、、あれ、、、市販されてる。しかももしかしたら近所のドラッグストアで!?

サンドラ行ったらありました。
レック株式会社の「水の【激落ちくん】」が。
PH12.5。
280mlで298円。
つめかえ用は198円。

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早速、UK盤のAbbey Road(マト2/1)で試してみた。
最初からマト2/1盤で試すのもどうかなと思ったが、チリノイズが気になっていた盤がこれだったので。

まずはA-1とA-2を洗浄。
たっぷり吹きかけて汚れを浮かすのがコツらしいので、そうしてみた。

吸い取りは、ビスコがあったのでそれを使用。

2枚使って完全に拭き取り後、少し置いてから再生してみた。

うーむ、まあ、すこし良くなったかも。
というか、あれだ、元々けっこう他の洗浄液で磨いていた盤だから、そんなに汚れていなかった可能性大。

そこで次にPlease Please MeのUKゴールド盤モノで試した。

思い切って全面にたっぷりスプレー。
すこし時間をおいたあと、ビスコで吸い取ると……、いやはや、これは凄い。
白いビスコが茶色というか灰色というか、完全に色が変わった。
軽い衝撃。

盤面に吹き付けた洗浄液を指で伸ばすようにしてみると、かなりぬるぬるした触感。
これは他の洗浄液にはなかったこと。

レックのHPには油に混ぜた実験映像があるが、
http://www.lecinc.co.jp/mizunogekiochi/test.html
油にも良く混ざる模様。

アルカリ性が強いとなぜぬるぬるするのかは分からないが……。

洗浄後、再生してみた所、確かに音のクリアネスは向上している。
(当たり前だが、物理的傷によるものと思われる細かなプチプチノイズは消えない。)

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また、汚れが落ちた分、盤面の艶が増した印象。

このゴールド盤はこれまでに他の洗浄液で磨いた事があったが、それでもあれだけの汚れ成分が落ちたということは、水の【激落ちくん】、やはり威力はあるということになるかな。

そしていつかはフラッシュ・ディスク・ランチのものと比較してみたい。

*水の【激落ちくん】に界面活性剤は入っていません。入れたい場合は、富士フィルムのドライウェルを微量混ぜればよいかと。なお、ドライウェルは(ボトルに記載されている通り)微量のメタノールを含みます。