George Harrison:All Things Must Pass 24bit、無料で1曲!

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ジョージのATMP、40周年リマスターが、アメリカのRecord Store Dayに合わせて発売、ということで、都内のレコ屋にはLPバージョンが入荷している模様。

で、ジョージの公式サイトでは24/96のハイレゾでWah Wahが無料ダウンロード中。
http://www.georgeharrison.com/#/all-things-must-pass-40th-anniversary

早速ダウンロードしたが回線が込み合っていたのか、えらい時間がかかった。都合、3時間。かかりすぎだなこりゃ。

で、今回はオリジナルアナログマスターテープを使用しているのはもちろん、無料DLのこれにはコンプレッションがまったくかかっていない、つまり、元々のダイナミクスがそのまま保たれている、と。

まずはQTで再生。質量感と実在感のある重みのある音像。

次に、ステレオ装置で聞くべく、DVD-RWへの焼き込みを試みた。
これもまたあれこれ手間取ったものの、最終的にはaudio dvd creatorを使用。
http://www.audio-dvd-creator.com/
お試し機能を使って、DVD-RWに1曲焼いた。

で、これを手元にあるLPと比較。
まずは日本初回赤盤。
ナチュラルな良い音だと思っていたのだが、ハイレゾと比べると、そこそこコンプレッションがかかっていることが判る。なので、あくまで比較するとだが、やや平べったいというか薄い印象の音。

次に2001年リマスターLP。
これは既に皆さんご存知の通り、ジョン・アシュトレーが強烈なコンプレッションをかけまくったマスタリングだということもあり、前面に出てくる音という意味で太さと迫力のある音像。
ただし、1分45秒からホーンが入る辺りから、苦しくなる。
全部の音が一緒くたの、それこそ塗り壁のような音の壁になり、聞いていて強烈な違和感がある。

ただし、この曲は元からしてそういった傾向があるのでその点は差し引いて聞く必要があるが、それにしても強烈。

で、ハイレゾ
これは音の分離感、存在感、定位、などを含めて、ある意味これがこのミックスの限界なんだろう、と思わせる音。
これ以上はないのだとするなら、これを受け入れた上で、LPであれCDであれ自分が好きなメディアで聞けばいい、聞くしかない、というある意味の決意を求められる音、とでも言おうか。

ここで初回日本盤CD(TOCP-65540)を試しに聞いてみたが、やはりハイレゾと比べてしまうと痩せた音という印象は否めない。が、決定的に何かダメかと言われればそうでもない。逆に言うと、ここまでやり尽くしてきた今、改めてリリースするなら、やはりもうハイレゾ方向で行くしかない、ということなんだろうなと。バンド・オン・ザ・ランなんか、ハイレゾに加えて、リミッターあり/なしという2種類のDLバージョンを用意してるしね。

ところで、イギリスのHMVamazonでは今回の3枚組LPが一時£12.99という激安で売られていたのをご存知だったろうか。いちおうHMVにオーダー入れておいたが、オーダーステータスを見ると、まあその値段では来なさそうな雰囲気。さて、どうなるか。。。


Concert for Bangladeshより。