Jackie Stewart with the Beatles (1)

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↑は、マレーシアGP土曜日のRedbulltinで発見した記事。

1969年、71年、73年とF1で3度チャンピオンに輝いた希代の名ドライバー、ジャッキー・スチュワートビートルズ。接点はどこにあるのか、一瞬不思議に思ったものの、すぐに思い出した。

ジョージ・ハリスンは大のF1好きで“Faster”という曲まで作っていたんだっけ。
(そういえばこれのピクチャーディスクのシングルも持っていた!)

スチュワート自身、かねてから大のビートルズ好きでレコードは全部持っていたらしい。
そして1969年の第3戦モナコGPで遂にこの4人と対面することになった、と。

しかし69年と言えばビートルズの歴史で言えばかなり末期で、4人がバラバラの行動をすることが多くなっていたはず。なにゆえ4人でモナコくんだりまで行ったのか、謎ではある。

一方、当時のスチュワートは未だ無冠ながらこのシーズン第1戦南アフリカGPと第2戦スペインGPで2連勝し、このモナコでもポールポジション獲得とまさに飛ぶ鳥を落とす勢い。レースでも22周目までトップを独走という展開だったが、ドライブシャフトが破損してリタイヤとなる。

(4番手スタートのグレアム・ヒルモナコマイスターぶりを発揮して優勝。サポートレースのF3で優勝したのはロニー・ピーターソン。スチュワートは66、71、73年にモナコを制覇している)

ビートルズの4人のうち特にスチュワート仲良くなったのが言うまでもなくジョージ。
(ポールやリンゴとも時々会っていたらしい)

1979年にはジョージと一緒にフォード・フィエスタに乗って(このクルマ、かつて私も乗っていました)フランスGP(7月1日決勝)を見に行ったとか。そう、レース終盤、フェラーリビルヌーブ(2位)とルノーのアルヌー(3位)が伝説のバトルを繰り広げたあのレースを! ジョージは「(ジャッキーも)見たことがないくらい興奮していた」。

その日の晩、ジャッキーとバーベキューを楽しんだジョージは、スチュワートの息子であるポールのギターを手に取ると、ヘイ・ジュード、ルーシー、サージェント・ペッパーなどを弾き語りしてくれたのだとか! 

なんとも夢のような話だ。

おまけにビートルズの色々な曲の歌詞について、4人のメンバー自身にとってそれがどういう意味を持つのか、説明してくれたとか。

そしてその直後の7月13日に発売されたジョージのシングルが先述の“Faster”であり、そのプロモーションビデオで運転手役を務めていたのが、他ならぬジャッキーであった。
http://www.youtube.com/watch?v=s4Vn5t-Ihf4

(次の記事へ続く)