Mofi vinyl is digital vinyl!? Is that so?

 

 

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Regardless, I've never been a fan of Mofi vinyl. Now I think I've come to know why perhaps. My One-Step Bridge over Troubled Water sounded absolutely thin and digital. There I stopped buying any vinyl from Mofi. Well, it actually is just one of only three titles from modern era Mofi I own. Lucky me! Haha!

 

真面目に書いておくと、主張としては、「2015年以降発売のMofi vinylは全てデジタルステップを含む。つまりAAAではない」。以上。問題はaudiophileの面々は誰もがAAAだと思っていたこと。

 

 そこから様々な”問題”が派生してくるわけだが、音質面の話はややこしいのでとりあえず置いておく。個人的に思うのは、現在におけるマスターテープ由来のAAAの希少性。再生したらした分だけ、テープは劣化する。

 AAA Vinylを作るということは、ラッカーカッティング時に”ライヴ”でマスタリングムーヴを施すということ。作られてから何十年も経過しているマスターテープを使用してリマスター盤を作る場合、御大曰く、通常はマスターテープからフラットトランスファーしたデジタルデータでムーヴを色々試行し、納得できたら、そのムーヴを実際のラッカーカッティング時(マスターテープ使用)にライヴで施す流れ。ただしライヴなので、ムーヴに失敗したら、もしくは満足できなかったら、また最初からやり直し。その度にマスターテープの再生回数が増えていくことになる。

 デジタルステップを入れる場合、そのリスクは最小限になる。フラットデジタルコピーを作り、そこでマスタリングムーヴを施し、記録させ(デジタルはデータなのでいくらでも保存できるわけで)、それを再生してラッカーカッティングすればよい。この場合、マスターテープの再生はトランスファー時の1回だけでよい。

 つまりAAAの場合、マスターテープを劣化あるいは損傷させてしまうより大きなリスクを負ってレコードを作る、ということになる。そうした犠牲の上で、「100%アナログ」「ピュア・アナログ・サウンド」が成り立っているということに対して感じる希少性やその価値を理解できている私という存在への自己満足感や悦楽感が、デジタルヴァイナルからは得られない。だから-phileがつくような音楽愛好者はAAAの方を好む。

 そうした価値観を持っているからこそ、Mofi One-Stepに$125を払える。日本なら¥20,000~¥25,000くらいか最近は。希少性・貴重性への共通認識があるからこそ、中古市場で超高値がつき、結果、いわば資産価値もある。そこに大前提である共通認識を揺るがすような話が出てきたので、議論沸騰です。

 

 付け加えておくと、AAAであったとしても、マスターテープから新たに作ったダブマスターを使うこともあるようで、そこの舞台裏は末端の購買者には知る由もなく。

 The Beatlesの2014 Mono Vinylは真のマスターテープから直接カッティングしている(公開された情報を踏まえる限りはそう言える)。そしてその音質が誰もが納得するハイレベルであったこともAAA欲求に繋がっているだろう(個人の考え)。

 Kevin Greyは、「デジタルソースの場合、それをテープにトランスファーしてからカッティングすることが多い」、と以前(もういつのことだったか忘れた。彼がまだSHMFのメンバーだった頃か)述べている。もちろんこれはAAAではない。DDAか。