John Coltrane:A Love Supreme AP SACDはre-edit、なの?

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(これまた古い話題ですが……)

ここしばらくAnalogue Productions発売のA Love Supreme/John Coltrane SACD(上の写真の上)を聞いていたのだが、なんとなくPart 3と4のつなぎ目と思われる個所が気になっていた。
(このSACDのマスタリングはKevin Gray)

で、レコ棚で旧盤CD(上の写真の下)を発見したので比較してみた。
比較したのは1986年プレスと思われるMCAD-5660。
(マスタリングはGreg Fulginitiで"From the Original Master Tapes")

するとやはり違いがあった。

旧盤では、ベースソロの最後の1音の後、タイミングを取るかのように一瞬の間がアリ、「カタッ」と態勢を立て直すような音が入る。それからピアノその他がジャーンと入りPart 4が始まる。(このピアノからPart 4でいいんでしょうかね)

AP SACD盤では、この「カタッ」がなくて、ベースの最後の1音の後、ほぼすぐにピアノその他が入る、という。

耳で聞く限り、明らかにこれは編集してある。
だから何だと言われればそれまでなのですが、しかし、個人的には気になるんですね。

たとえて言えば、ビートルズホワイトアルバムの“While My Guitar...”の直前の「ヘイ、オッ!」が、編集で「ヘイ、」だけになっちゃったような感じというか。

●なぜ?
なぜこうなっているかについて、これは思いっきり私の想像ですが、APはこのシリーズでSACDと45rpmLP2枚組をほぼ同時発売していると。で、このタイトルでは、Part 3と4をC面とD面に分けている、と(これ自体がまたどうなのか、と思う部分もあるわけですが)。

で、その際、C面の終わりをもしかしてベースの一音で終わらしているんじゃないかと。で、もしかしてSACDをそれに合わせた、……とか?

想像で言わないで、実際に買って確認しろって話なのですが、なにせお値段が張りますし、その確認のためだけに買うって言うのも無理なので。

●ただし、
ただし、オリジナル盤を確認したわけではないので、どちらが正解なのかは断言できず……。
オリジナル盤ではどうなっているのでしょうね?