The Beatles: To buy or Not to buy? --- Let It Be 50th Anniversary Edition

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アルバム Let It Be を数年振りに聞いてみたが、当然ながら昔懐かしの内容そのままであり、よって印象も「あぁ、なんか赤茶けた羊皮紙みたいな、黄昏の中に滲んでいく居心地の悪い思い出のような音像」のまま。特に新しい発見もなし。

 

これのリミックス+拡大版かぁ・・・。と思うと購買意欲が急激に低下。

 

グリン・ジョンズ版はついに公式で発売ということで欲しいかもしれないが、しかし、かなり出来の良いbootlegを何十年か前にロンドンかどこかで買ったんだった。その内容はスペクター版Let It Beよりさらにサウンドトラック的な構成。フォーカスが定まっていないドキュメンタリー。Dig ItがロングなのとTeddy Boyが入っているのがまぁ目に付くというか耳に付くところだったような記憶。ジャケの写真のアイディアは悪くないと思うが、その結果はちょっと安っぽい仕上がり。で、それを今更聞いてもな、という気がしないでもなく。となると今回も見送りか。w

 

むしろLet It Be ... Nakedの方が今聞くとまとまり感も音のクリアさも演奏のドライブ感も上だし、聞きやすいし、愛も感じる。それがどれだけ編集されたものであれ、autotune等の補正が入っているものであれだ。

 

それと、こうしたデラックス版のリリースのたびにどんどん価格が釣りあがっていくのもどうなのかね。出せない金額という話ではないものの、その価値に本当に見合っているのかというところが問題。2諭吉出すならEaglesのOneStepでもいいかと思ったり。Hotel California OneStepはちょっと気になるね。彼らの6枚のSACDも。ほかにも年末商戦に向けていろいろ出てくるわけで、その中でこのLet It Beに資金を一括大量投入できるかというと微妙、という。

 

ただし、popmartとかimportcdなどのお値段を見ると、かなり印象が変わる。これならまあいいか、という。w

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