Beatles:Hits (EP)のマトリックス1
The Beatles' Hits
GEP8880
1963年9月6日リリース
BeatlesのEP、Beatles’ Hitsのマトリックス1をゲット。
これは、マト1だからといってラウドだったりはしないが、まあまあレア。見かける回数から判断すると、Rubber Soulのマト1よりはレアかと。
上の写真の左側がマト1、右側がマト2。
レーベルの見た目上の違いは、RECORDING FIRST PUBLISHED 1963が入っているかいないか。マト1には入っていない。このEP、このクレジットが入ると同時にA面のみ、ラッカーをリカットしているため、2ndプレスではA面のみマト2、B面はマト1のまま。
●収録曲とバージョン
A面の2曲、"From Me to You/Thank You Girl"は1963年4月12日の発売なので、この時点では1つ前のシングルということになる。なので、A面がその2曲、B面がさらにその前のシングルだった"Please Please Me"と、デビュー曲の"Love Me Do"でタイトルがHitsというのも、まぁ、考えてみれば納得か。
この後11月22日にWith the Beatles、11月29日に"I Want to Hold Your Hand"が登場するわけで、いやはやなんとも凄まじい勢い。
シングル"She Loves You"が1963年8月23日発売らしいので、9月6日に発売されたこのEPはその勢いに見事に(狙い通り?)乗れたのかも。
"Please Please Me"は、シングル盤のいわゆるdry cutではなく、リバーブが深めのアルバムバージョン。
"Love Me Do"は、シングル盤でいうマト2Nのリンゴがタンバリンのバージョン。つまり、こちらもアルバムバージョンと同じ。
●クレジットなど
Tax記号は、マト1のラベル上にはKTとあるが、これのデッドワックス(両面)にはMTとあった。
マト2はラベル上にKT、デッドワックスにはA面がKT、マト1となるB面にはKMTとあった(つまり、初回盤のMTのラッカーかスタンパーにKを追加したということ)。
ところで謎なのは、こちらのほうがレコード番号が若いのにTwist and Shout(EP)の発売日が先になっている点(複数の資料で確認)。マトリックス番号もこちらのほうが先で、その後に連番でTwist and Shoutの両面が続いている。
ついでながら、この時点でもクレジットはまだMcCartney-Lennonのまま。All My Loving(EP)では1曲目がLennon-McCartney、2曲目がMcCartney-Lennonという表記で面白い。シングル"She Loves You"からはLennon-McCartneyの順だ。
(続く)
GEP8880
1963年9月6日リリース
BeatlesのEP、Beatles’ Hitsのマトリックス1をゲット。
これは、マト1だからといってラウドだったりはしないが、まあまあレア。見かける回数から判断すると、Rubber Soulのマト1よりはレアかと。
上の写真の左側がマト1、右側がマト2。
レーベルの見た目上の違いは、RECORDING FIRST PUBLISHED 1963が入っているかいないか。マト1には入っていない。このEP、このクレジットが入ると同時にA面のみ、ラッカーをリカットしているため、2ndプレスではA面のみマト2、B面はマト1のまま。
●収録曲とバージョン
A面の2曲、"From Me to You/Thank You Girl"は1963年4月12日の発売なので、この時点では1つ前のシングルということになる。なので、A面がその2曲、B面がさらにその前のシングルだった"Please Please Me"と、デビュー曲の"Love Me Do"でタイトルがHitsというのも、まぁ、考えてみれば納得か。
この後11月22日にWith the Beatles、11月29日に"I Want to Hold Your Hand"が登場するわけで、いやはやなんとも凄まじい勢い。
シングル"She Loves You"が1963年8月23日発売らしいので、9月6日に発売されたこのEPはその勢いに見事に(狙い通り?)乗れたのかも。
"Please Please Me"は、シングル盤のいわゆるdry cutではなく、リバーブが深めのアルバムバージョン。
"Love Me Do"は、シングル盤でいうマト2Nのリンゴがタンバリンのバージョン。つまり、こちらもアルバムバージョンと同じ。
●クレジットなど
Tax記号は、マト1のラベル上にはKTとあるが、これのデッドワックス(両面)にはMTとあった。
マト2はラベル上にKT、デッドワックスにはA面がKT、マト1となるB面にはKMTとあった(つまり、初回盤のMTのラッカーかスタンパーにKを追加したということ)。
ところで謎なのは、こちらのほうがレコード番号が若いのにTwist and Shout(EP)の発売日が先になっている点(複数の資料で確認)。マトリックス番号もこちらのほうが先で、その後に連番でTwist and Shoutの両面が続いている。
ついでながら、この時点でもクレジットはまだMcCartney-Lennonのまま。All My Loving(EP)では1曲目がLennon-McCartney、2曲目がMcCartney-Lennonという表記で面白い。シングル"She Loves You"からはLennon-McCartneyの順だ。
(続く)