UKから無傷で到着。
LP版はあれなので回避したが、このCD版は評判がよく、またお値段お手頃ということもありゲット。
冒頭の"Break On Through"だが、第一印象として、なんだかもこもこ感がある。
ボーカルも引っ込み気味か?
ボーカルも引っ込み気味か?
そこでSACDとDCCと比較。
SACDではなんだか出だしの音の定位が異なる。そういえばテープが違ったか。
DCCは音の鮮度が上。比較するとトレブルを明確にしたマスタリング。その上でしかも全体的にバランスが良い、という。
SACDではなんだか出だしの音の定位が異なる。そういえばテープが違ったか。
DCCは音の鮮度が上。比較するとトレブルを明確にしたマスタリング。その上でしかも全体的にバランスが良い、という。
今回のは鮮度では劣り、もこもこもしているが、しかし、音を大きめにするとそれほど気にならなくなる。2曲目"Strange Days"もそれに近い印象。
3曲目からは鮮度が一気にアップ。
3作目以降はテープのコンディションが良さそう。
特に5作目と6作目からの曲の音質がかなり良い。解像度が一段アップする。
また、SACDではL.A.Womanがちょっとがっかりな感じだったが、それよりならばこちらの方が好印象。
3作目以降はテープのコンディションが良さそう。
特に5作目と6作目からの曲の音質がかなり良い。解像度が一段アップする。
また、SACDではL.A.Womanがちょっとがっかりな感じだったが、それよりならばこちらの方が好印象。
『金脈の内部における奇妙な数々の光景』とは言うまでもなく1枚目最終曲"The End"の一節。
そして思った。
Disk1のtrk.1"Break On Through"からtrk.11"The Spy"まで、すべてがこの"The End"のための前振りなのだと。
このシングルヒット曲をかわしつつの微妙な選曲は、そこに向かうことに狙いがあったのだと。
CD1を流しっぱなしにし、不意に"The End"が始まったときのぞくっとする感じ、心がざわつく感じ、これは遠い昔にDoorsを聞き始めたときの感覚。
それを再び味わえたことにこそ、このコンピレーションの価値を感じる。
これがthe Doorsなのだ、と。
それを再び味わえたことにこそ、このコンピレーションの価値を感じる。
これがthe Doorsなのだ、と。