David Bowie: Reality - CD or Vinyl ... or SACD?

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MOVから初vinyl化ということで店頭にも黒盤が並んでいますが、よく考えたらこれの音のソースが不明。
MOVのサイトにもその辺の記載はない。
となると、もしかしたらvinylバージョンといっても形のみの存在で音には買うべき理由がないのでは、とひとしきり……。

そこでまずはこれのSACDを引っ張り出してきて(リリースは2003年。信じ難いが10年以上前)、とりあえず来日記念だかでDVD付きのCDといちおう比較してみた。(SACDのCD層との比較でもかまわないのですが)

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買った当時から思っていたことだが、SACDとCDの音質の違いはこれに限っては極小かと。
今回聞きなおしてみてもその印象はほとんど変わらなかった。
強いて言えば、SACDの方が上と下の伸びや深さで優るかな。
しかし、そもそもがデジタルっぽい処理の音で占められていることもあってか、いつもDSDから感じられる生音っぽさというか、スタジオの空気感丸ごと封じ込めました的な印象はない。
作品全体としての訴求力という点ではCDで十分だな~

となると、恐らくは高解像デジタルデータが音源になっているであろうMOVバージョンも、まあそれほど突出した発見が感じられる仕上がりではないのではと。

とそこへ掲示板のレビューが。
「音は……、まあok」
「普通」
「もとのプロダクションからしてaudiophile仕様じゃないし」
「レコそのものは歪みもノイズもなく、音もきれい。その意味ではfantastic」
みたいな感じ。

全体的に歯切れが悪い。
少なくとも「音最高! 絶対買うべし!」ではない。
んー……、そうか。