F1:2012イギリスGPでの可夢偉

さてね、可夢偉、とうとうここまで来てしまったか、という。

なぜなんでもないピットインでああしたミスが生じるかといえば、やっぱり……、チームとの信頼関係がもう崩れているんだろうね。

でもチーム批判しているから、こういうことにもなるわけで。

批判は簡単。
批判したいけれど、それを自分なりに考えて自分にミスはなかったのか、そこを考えた上で言葉を口にしないといけない。

安易にチーム批判の言葉を発することによって、自分自身のメンタルの安定を失うことになるし、結果、自分をも追いつめることになるんですよ。



さらに上を目指すための重要な今シーズン前半だったが、逆にいよいよ後のない所まで追い込まれた。
ロジカルに考えれば、信頼関係が崩壊した雇われの身のドライバーに来年のシートがあるとは思えないし、下手をしたら(さらにミスを続ければ)今シーズン中の交代もありえるという、そういう状況。

唯一ポジティブな面を挙げるならば、17番スタートで11位だから6つもポジションを上げた、という点。
それと、完走はしたわけだから、連続リタイヤは避けられたし、一応前戦からひきずったペナルティうんぬんの流れは、ここで罰金と共に完結したとも言える。

しかし、夏休みまで残り2戦。

いよいよ追い込まれた感があるが、しかし、一気に、とか、取り戻す、とか、そういう観念は捨てた方が良い。
前回はリタイヤ、今回は完走できた、ならドイツではポイント狙う、くらいの感じでいくのが吉だし、それ意外のやり方で好結果は(たぶん絶対に)出せないだろうよ。

それにしても……、ペレスの存在でこれほど可夢偉(のメンタル)がガタガタになるとは意外だったね。