Joni Mitchell:Ladies of the Canyon 180グラム重量盤

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待望のジョニ・ミッチェルRhinoリマスター盤180gLPがようやく到着。

プレスはRTIで、マスタリングはクリス・ベルマン。

ジョニのアルバムの中で個人的に最も気に入っているアルバムの1つなので、かなり期待を膨らませていた。
しかし、(2カ月前に注文したときはマスタリングエンジニアの情報が不明だったのだが)正直、クリス・ベルマンだったのはがっかりというか、残念というか……。せめてバーニーにやってもらいたかった。

音の印象も、やはりベルマンらしいというかなぁ……。

端的に言えば、全体的にトレブリーで低音が細い。
曲によってはシビラントな部分が目立つところもある。
ピアノの音がCDほどトランスパラントじゃない。

ピアノが微妙にこもり気味なのが気になる。あとはThe Arrangementなどでほんのすこし音揺れが感じられる。まあ、これに関してはそろそろターンテーブルの買い替え(アップグレード!)どきかなとも思ったり。

逆にギターがメインの曲はかなりいい。
全体的にボーカルが前面にでてくるマスタリング。

比較したCDは、HDCD化される前のものでRepriseレーベルのUS盤(6376-2)。
いまのところ、このアルバムに関してはこのCDがベストバージョンだと思う。

まあ、CDバージョンのことは忘れて、比較せずに聞く分にはこのリマスター盤もそれなりに楽しめるし、厚手のジャケットはかなりしっかりした作りでクオリティも上々なので、これで2000円切っているなら文句は言うまい……、うん。