Paul McCartney: Out There Japan Tour

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遅ればせながら、覚え書き的な意味で。
Paul McCartneyのライヴを見たのは3~4回目かな。たぶん20年ぶりくらい。
もしかしたらその中でも今回が一番よかったかもしれない。

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内容全般については先日の新聞紙上にて萩原健太氏が書いていたことにほぼ同意。
なんというか、脂肪を削ぎ落とした演奏であり、演出であり、ポールであったなと。
音の感触をできるだけ原曲のレコードで聞ける印象に近づけようと準備してきたことが分かる演奏だったし、ビートルズ時代のポールの膝から下をハの字に開くポージングに至るまで、プロ意識が徹底していた。

中盤、セミアコあるいはアコースティックセットが予想外に長かったが、これもまるでアンプラグドの一場面のようでとても良かった。特に12弦に持ち替えて演奏を始めた“Another Day”が強く印象に残る。
私が行ったのは初日18日だったので“I've just seen a face”も。
翌日はそこのスロットで“Things we ...”をやったようだが、それは昔聞いたのでまあいいかなと。
関係ないが、“Paperback Writer”の歌詞“Daily Mail”をデェィリメイルではなくデェァリメイルと歌ったのもはっきり聞き取れた。

唯一、“Lovely Rita”はアレンジが未消化だったかな。

それにしても71歳にしてあの体型、スタイル、身のこなし、そして声量は、想像していたレベルを超えていた。
もはやミュージシャンとしてどうこうとかいうよりも、人間として凄い。
人間はあそこまでいけるのか、と今後の人生に希望みたいなものを感じたりもした。そんな人、今まで出会ったことがない。

直前までチケットすら持っていない状況だったけれど、行ってよかったなと、率直にそう思える良いライヴでした。


18 Nov. 2013 at Tokyo Dome
Set List

1 Eight Days a Week 
2 Save Us
3 All My Loving 
4 Listen to What the Man Said 
5 Let Me Roll It~Foxy Lady 
6 Paperback Writer 
7 My Valentine
8 Nineteen Hundred and Eighty-Five 
9 The Long and Winding Road 
10 Maybe I'm Amazed 
11 I've Just Seen a Face 
12 We Can Work It Out 
13 Another Day
14 And I Love Her 
15 Blackbird 
16 Here Today 
17 New 
18 Queenie Eye 
19 Lady Madonna 
20 All Together Now 
21 Lovely Rita 
22 Everybody Out There 
23 Eleanor Rigby 
24 Being for the Benefit of Mr Kite! 
25 Something 
26 Ob-La-Di, Ob-La-Da 
27 Band on the Run 
28 Back in the USSR
29 Let It Be 
30 Live and Let Die 
31 Hey Jude 

Encore 1
32 Day Tripper
33 Hi, Hi, Hi 
34 Get Back 

Encore 2
35 Yesterday 
36 Helter Skelter 
37 Golden Slumbers
38 Carry That Weight
39 The End