Paul McCartney: New on vinyl

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(↑ジャケ表、インナー、フォト&エッセーブック)
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(↑ジャケ裏、ブックのセンターページ)

EU盤。プレスはgz。ただしマスタリングはSterling。
付録のフォト&エッセーブックによれば、エンジニアはTed Jensen。ただし、カッティングまでやったのかどうかはわからんね。

上の写真には写っていないが、ダウンロードカードも添付。
公式サイトからmp3をdlできる。
で、そのmp3ファイルのDRは7(5~7)。

ChaosやMAFのCDは圧縮感がはんぱなく、長くは聞いていられない音だった。
今回も確かにずーっとiPodでヘッドフォンで聞いているとやや厳しいものの、そこまででもないかな。
ChaosはDR5(4~8)
MAFはDR5(4~6)
となれば、さもありなん、か。

で、このvinylのDRは不明ながら、聞いていてそこまで圧縮がかかっている感じはしない。
むしろ音量を絞り気味に聞いていると、もっと音量を上げたくなる。
そして上げるとミッドレンジから下が太くなる。
参考数値ながらHDTracksの2496はDRが10(7~13)。
たぶんこのvinylもそのくらいだろうという印象。

プレスの質も上々で、盤はフラットでノイズも極小。
おかげで(?)かなり細かいニュアンスまで聞き取れる。
何より、聞いていて楽しい。
おまけにこれだけ分厚いブックがついていて、しかも今の価格なら、これはけっこうお買い得?

もはや歴史上の偉人の一人とも言えるポールだが、ここにきてこの質の作品を出せるということにとにかく一人の人間として敬服する。そして刺激的。それが凄い。
Bowieみたいに元気すぎて逆にばたんとならないことを祈る。