Ayrton Senna:映画『音速の彼方へ』を見たのですけど……

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六本木ヒルズで観てきました。

いやはや、こんなこと書いてファンの人にはごめんなさい(自分もファンだけど)。

あれですね、便利な時代になったもんだなと思いました。
だって、映像の6割がた(あるいはもっとか)はYouTubeにあるんだから、ねぇ。それをつなげただけかい、これは、、、っていう。

●内容(ネタバレ注意)
内容はセナのF1キャリアの既存映像を年代順に繋いだもの。

カートの話からすぐに84年の例のモナコになって、すぐに85年ポルトガル、それで間を飛ばして88年。
プロストとの2年連続クラッシュの後はささっと91~93年を終わらして、94年。
5月1日はじっくりと、という流れ。

ファンの人なら1度は見たことがあるはずの映像が多いです。
90年の鈴鹿でのドライバーズブリーフィングとか、ジャッキー・スチュワートとの問答とか、新宿のアルタに来たときのやつとかね。

F3でブランドルとクラッシュしたとことか、スパでマンセルに胸ぐら掴まれたときの秘蔵映像(いや、ないと思いますけど)、88年モナコGPの後自分のアパートで泣いてる秘蔵映像(いや、これもないと思います)とか、そんなレベルの映像は皆無。

プロストと対立するようになった89年サンマリノGPの顛末についても何も説明なし、っていう。

なのに、最後のエンドロールで家族秘蔵の映像とか出てきて、おいおいっていう感じ。
まあレースシーンの一部は明らかにテレビ映像ではないものもあったので、それだけは良かったかな。
あと(たぶん)89年鈴鹿ポールポジションの位置をアウト側へ変更するよう提案する映像も初めて見た。→訂正:あれはホッケンハイムでの映像だそうです!

そして、88年モナコでポルティエに突っ込む前の車載映像は90年のもの、だそうです!

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全般的に時系列でセナのキャリアを追っただけなので、かなり浅い印象がする映画でした。
プロストとの対決の構図をメインにするにせよ、何にせよ、もっと深くやれたはず。
たぶんこれの制作者はセナとプロストがどこで初めて出会ったのかすら知らないんじゃないかなぁ。

出会いの回想もなければ仲違いした原因の追求もないし、プロスト引退後のセナのプロストに対する態度の劇的変化の説明もなし。驚くべきは、あのサンマリノでの無線の件もなし。当然あの日パドックやピットで会話する2人の映像もなし。

そうじゃないなら、たとえば家族秘蔵映像などを交えながら、セナの速さの秘密とか、考え方とかね、神様の話はほどほどでいいけど、そういう部分を掘り下げた映画とか、何かセナとの距離がまた縮まるような映画を観たかった。
(*『セナに捧ぐ~伝説になった音速の貴公子~』というDVDもあるけどね)

まあでも入門編ならこんなもの? なのかな~