Doors:Rhino盤、傷だらけ……

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(ジャケ写のクオリティとジャケの作りは上々だったが……)


先日、DoorsのRhino盤の1st~3rdアルバムを入手。
しかし……。

うーん、なんでこうなのかねぇ。

ホフマン掲示板でボックスセットを買った人たちの報告を読むと、ことごとく盤に傷がついていると。
しかしそれももうかなり前の話だし、その後は再プレスした盤を入れたボックスセットに切り替わったということだったので、単品も大丈夫だろうと思って購入したのだが甘かった。

まず1st。
A面の3曲目に音溝に直角に傷が。3曲目ってことはつまり“The Crystal Ship”。
当然、音に周期的なプチノイズが出まくりでNG。

次に3rd。
B面外周のリードイン部分から1曲目の途中まで、傷というか、半田ごてで盤をなぞったかのような凄まじい痕が。これはもういきなり再生不能。1度だけ試しに再生を試みたが、レコード針が壊れるかと思った。

結局まともな盤は2ndだけだった。
やや遠方のレコード屋で購入したのだが、速攻で返品となった。電車代と往復の時間、損したなぁ。

●1stは音像にも難あり
1stに関しては音そのものにも問題があった。

1曲目、Break on throughで、イントロの出だしはまあいい感じなのだが、そこからワイドなステレオピクチャーがどんどん狭まっていく。なんだかカッティングに使用したマスターテープがどんどん再生ヘッドからずれていくような感じで、曲が進むほどに音の抜けが悪くなっていき、最後は音が詰まるような感じになる。

そしてその後の曲もその音像のまま続くのだが、これは正直聞き通すのが辛く思えるほど。
これはもうお金を出して買うレベルにないなり。

やっぱり新品レコードのまとめ買いはあかんね。

レコードの質に関しては、40年前に普通にできていることが、なんで今はできないのかが不思議でしょうがないが、まー、熟練した技術者がいなくなったってことなんでしょうかね~
こういうことを経験すると、「日本製のレコードは高品質」という評価にも納得かも。
マスタリングにはハードルがあるものの。